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23年前の夢☆

Posted by とる☆ねこ on 12.2008 霊感の話 22 comments 0 trackback
とる☆ねこです。

木が一本も生えていない小高い山。
辺りはもう暗闇なのに、山際だけが夕日で朱く染まっている。

その山頂に向かって、人が長い列をなして登っていく。
みな、真っ黒な喪服を着て、前屈みで押し黙って歩いていく。

その頂上にあるものは、小さな祭壇。

横には大きく「○○○○氏 告別式」と書いてある。
その名前に驚いて、私は目が覚めた。

夢だったのです。


1985年8月12日の明け方。


私は、4月まで上司だった人の、告別式の夢を見たのでした。

胸騒ぎを覚えて、9時過ぎるのを待って、元いた職場に電話を入れました。
「○○さん、元気にしてる?」挨拶もそこそこに、私は切り出しました。

「今日は東京出張。明日こっちに帰ってくる予定。でも、どうして?」
「ちょっとね、○○さんの、お葬式の夢を見たもんだから。」

「あり得ないって。あの人は殺しても死なないよ!」
「だよねー、あり得ないよね。忙しい時間にごめんね。」
そう言って、私は手短に電話を置きました。

でも、何となく落ち着かずに、一日を過ごし、ようやく夜を迎えました。


テレビに、緊急テロップが流されました。
「羽田発 日本航空123便 消息不明」

心臓が、疾風のように打ち出しました。
「まさか…、明日帰ってくると言っていたから…。」

でも、それからというもの私はテレビの前から、動く事は出来ませんでした。
暫くして、カタカナの乗客名簿が発表され始めました。


夜中近くになって、その中に、その人の名前を見つけました。

「○○○○○」

弾かれたように電話に飛びつき、今朝押したばかりの番号を、
今度は震える手で、押しました。
ワンコールで、同じ課にいた男性が出ました。

「本当ですか?」それ以外、言葉が出てきませんでした。
「本当だ。他の課の、課長連中も一緒だ。」

「○○さんは、明日帰ってくる予定だったんじゃ?」
「ああ、急遽この便に乗ったらしい。」
「何か解ったら、いつでも良いから電話下さい!」


長い、長い夜になりました。
私はまんじりともせず、電話を手に、テレビの前に座っていました。

ただ、ひたすら、無事を祈って。
あの、しぶとい課長が、こんな事で死ぬわけがない。


課長は、歳は上でしたが、私と同じ誕生日、同じ干支、同じ血液型。
性格もよく似ていて、短気で、負けず嫌い、親分肌。

部署きってのやり手で、出世頭で、とにかく「出来る男」でした。

私がのほほんとした閑職から、営業の第一線に配属された時、
厳しく一から仕事をたたき込んでくれました。

初めは大っ嫌いな上司でしたが、
最後には、最高に尊敬できる上司へと変わっていました。


次の朝、生存者が発見され、名前が発表されましたが、
その中に私の知った名前の人は見あたりませんでした。

520名もの命が、一瞬にして奪われた現実を目の当たりにして、
私は為すすべもなく、ただぼんやりとテレビの前に座っていました。


そんな時、ふと頭をよぎったのは…。

私が、東京に電話をするべきだったのではないか。
あの時は、まだ○○さんは、生きていたのだから。
でも、たかが夢の話をしたところで、どうなるものでもない。でも…。

意味のない問答が頭の中で繰り返され、むなしく数日が過ぎました。


元の同僚達は現地に入り、遺体確認を手伝っていました。
3日たっても、4日たっても遺体は発見されませんでした。

丁度事故から10日程たった頃でしょうか。


私は再び夢を見ました。


私は元の職場の自分の椅子に座っていました。
目の前に大きな橋が現れて、誰かがこちらに渡ってきました。

○○さんでした。

彼はゆっくりと、当然の事のように、課長席に座りました。
その時、私は彼に向かって、泣きながら叫びました。

「○○さん、○○さんは、死んでいるのよ!もう死んでいるの!!」

その自分の声で目が覚めました。


朝早く、会社から「さっき遺体が確認された」そう電話がありました。
Yシャツのネームで、判明したのだとか。

「引導を渡す。」

後日私はこの言葉にはっとしました。
私はもしかしたら、彼に引導を渡したのかも知れない。

自分の死を認めたくなかった○○さんに、
「死んでいるのよ!」そう言い渡したのかも知れないと思いました。


その後、ご自宅のお葬式と、社葬に参列しました。
でも、どちらも夢の中の葬儀場とは違う雰囲気でした。

会社では、私の夢の話が噂になっていて、
しばらくの間、出張前に電話をしてくる人が、何人かいました。

「俺の夢は、見ていないか?」


何年かたって、御巣鷹山の慰霊碑に登る人の列を見て、
この、人の列は…小さな祭壇は…。

あの夢に出てきた場所なのではないか、と。

ただ、山はもっと大きく、なだらかな稜線をしていたように思います。


あれから20年以上が立ちますが、今もこの時期になると、
昨日見た夢のように、山際の稜線の朱色が蘇ります。


鮮やかに、哀しく。






自分のことにあてはめて想像するのが難しいのですが……。
予感があったのに警告できなかった悔しさは、なんとなく想像できます。
でも、おそらくとる☆ねこさんは決定していた運命を少しだけ先に見てしまったのではないか、と。
そして、成仏できずにいた上司さんに事実を教える役割を与えられたのではないか、と。
……これを拝読して、そんなふうに感じました。
2008.08.12 12:13 | URL | いき♂ #4y2z7MtE [edit]
なにか小説でも読んでるようでした…今、映画でもしてますね…。なかなか受け入れられない現実ってありますね
2008.08.12 12:53 | URL | 空豆 #- [edit]
自分の記事をUPしてここに来たら…
ちょうど私も御巣鷹山の記事を書き終えたところでした。。

いき♂さんの仰る通り、私もそれがとる☆ねこさんの役割だったのではないかと思います。

「引導を渡す」
この言葉ですが、まさにとる☆ねこさんそのもののだと思いましたよ。
悪い意味ではなく、良い意味でとらえて頂ければいいです。
2008.08.12 15:39 | URL | ウダム #- [edit]
やはり輝いている人には、何かしら力があるのだと思いました。
予知夢というのは知っていましたが、とるねこさんにもそういう力があったとは驚きです。


2008.08.12 20:46 | URL | 一応社長 #- [edit]
とてもつらかったでしょうね・・・私は昔3年間連続でお盆のご先祖をお迎えする夜中から朝にかけて亡くなった友達やおじいちゃん、おばあちゃんの夢をみました。私の場合は夢の中でその人と普通におしゃべりしてるんです。楽しそうに・・亡くなった後も会えてよかったわ~とか私がしゃべってるの・・・おばあちゃんの亡くなった瞬間の時間がタクシーの中でわかったり何か感じるものはあったのですが今はまったくありません。若いときはそんな時期があるのでしょうか・・・思わず記事を読んで思い出しコメントさせていただきました・・・
2008.08.12 21:48 | URL | ママ #- [edit]
記事を拝見致しました。
予知夢という現象でしょうか。
御巣鷹山の慰霊碑に登る人の列までご覧になってたとはもう驚くしかありません。あの大惨事の当事者に限りなく近い立場でいらっしゃたことにも…。
亡くなられた課長さんが夢に現れたときはさぞ悔しくて哀しかったことでしょう。その哀しみは私には測り知ることができませんが、あのときもしちゃんと伝えられてたら…というお気持ちはわかる気がします。
でも、とる☆ねこさんは万人が持っていない不思議な力で課長さんに進むべき道を伝えることができたのだと思います。選ばれし者なんですよきっと!
2008.08.12 22:11 | URL | TAKE #- [edit]
こんばんは。コメントできない書き込みです~(+o+)私は、日航機墜落をフランスのシャモニで知りました。日本人観光客が持ち込んだ日本の新聞でした。そういえば、昭和天皇が死んだのも香港で知りました。あるホテルで朝食を食べていると、ボーイが英字新聞を持って来ました。
これを見ろと!
街角に英語で「日本の独裁者が死んだ!」と貼り紙があったのが印象的でした。
2008.08.12 22:42 | URL | トレビアン・西 #9B64OxmM [edit]
予知夢とともに未来まで 見えてしまったのですね。
とる☆ねこさんには 何かとてつもない役目があるように思えてなりません。
堪えられる者にだけ 与えられる役目。
尊敬されていた方が こんな形でなくなられるだけで
衝撃が大きいのに 知らされるなんて・・・

犠牲者の冥福をお祈りします。

2008.08.12 23:21 | URL | miegon #- [edit]
ちょうど事故が起きた頃は母親のお腹の中にいました。

そのお亡くなりになった課長さんも何かと共通点のあるとる☆ねこさんのことを何かしら思っていたから予知夢を見たのかも知れませんね。私は来年からとあるメーカーで技術職として働きます。このような事故起きないように製品作りに取り組みます。
2008.08.13 00:23 | URL | 第4のペロリンガ #- [edit]
すごい経験ですね‥
その上司の方ととる☆ねこさんの魂が近かったという事だったのでしょうね‥
それでもやはり、運命を変える事は出来なかったのでは‥と思っています。
ただ、とる☆ねこさんには、彼を迷わないようにしてあげる使命があった‥と、私は思っています。

私は怖がりですけど、こういう話は怖くないのです。
来るべき人が来てくれる‥私も父や母の夢を見ると、会いに来てくれたと、嬉しくなります。
2008.08.13 01:53 | URL | マダム半世紀 #- [edit]
私がまだ在職中だったら、
迷わず電話して、夢の話を伝えていたでしょう。
でも、きっと結果は同じだったと思っています。
「何言うてんねん、俺が死ぬわけないやろ!」

最後までそう思っていたから、自分の席に戻ってきたのでしょう。
そして、当時彼にもの申せるのは、私しかいなかったから、
私にお鉢が回ってきたのだと…。

でも、変に感が鋭いというのは、嫌なものです。
もっと鋭ければ…今頃占い師になって儲けていますけど(笑)

2008.08.14 17:46 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
現実は小説よりも奇なり…。

彼も自分の死を、現実として受け入れられなかったのでしょう。
でも、空で揺れている間、どんな気持ちだったろうと、
ふと今でも、考えてしまう事があります。
2008.08.14 17:51 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
シンクロしていたようですね。
私もウダムさんの記事、読ませて頂きました。
123便に関する本や資料は須く読み、聴きしています。
ボイスレコーダーの録音も、何度も繰り返し聞きました。

この時、乗客だった彼は、どんな事を考えていたのだろう。
そんな事ばかり、考えてしまうのです。

彼に「引導を渡せる」のは、
きっと私だけだったのだと思っています。
上司を上司とも思わずに、言いたい事言っていましたからね。
でも、そんな私を高くかってくれていたのも彼でしたから。
私が嘘やごまかしやお世辞を絶対言わないと。

彼は、真実を、聞きたかったのだと思います。

2008.08.14 18:18 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
予知、もしくは予知夢。
実はた時々有りまして。
夢が現実になったのも、一度や二度ではありません。

でももちろん、全てが当たるわけではなく…。
でも、全てがはずれるわけでもなく…。
要は当たるも八卦、当たらぬも八卦。

もう少し確率が上がっていれば、
今頃はテレビで若い男の子を侍らせながら、
占い師をしていたかもしれません(笑)。

この「感」を、警察のスピード違反取締を100%回避する事、
それ以外に使えたら…、と、思うのですが。
例えば、株とか。


2008.08.14 18:36 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
そうですね。
だんだん歳を取ってくると、確率的には減ってくるような。
昔はもっと、尖っていたかもしれません。

夢の中に、亡くなった方が出てきてくれたら、
嬉しいですよね。
昔住んでいた家とかもリアルに現れて、
懐かしい気持ちで目覚める事が有ります。
2008.08.14 20:28 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
>選ばれし者…。
私は人の家の壺を割ったり、タンスを開けたりしませんが(笑)

昨夜、私以上に感の鋭い友人と電話で話していたのですが…
「中途半端な能力なんて、無い方がまし。」
と言う結論に達しました。二人揃って。
「お互いに、もうよけいな夢とか見たくないよね!」と。

夢も見ずに眠れるのが一番です!!

2008.08.14 20:39 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
>コメントできない書き込みです~(+o+)
ですよね~!!
でも、皆さんいっぱいコメントしてくださって。
本当に優しい人たちに恵まれているな~と、感じました。
トレビアンさんも、ありがとうございます。

世界各国を回られていたようで…。
海外で日本の事を聞くと、なんだか心に残りますね。
日本人の血が騒ぐのでしょうか。

シャモニーは惜しくも行っていませんが、
あの辺りのスイスとフランスの国境沿いを旅した事があります。
100年くらい前の事ですが。(笑)
2008.08.14 21:04 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
>何かとてつもない役目
私の今の第一番の役目は、
従業員さん達を、人間的な時間に、
家に帰らせてあげる事でしょうか。(笑)
毎日汗だくで、走り回っていますよ!

無くなった○○さんは、本当に尊敬する人でした。
同じ仕事をして、あんなに波長の合う人間は、
もう現れないと思います。
天国でも、きっと出世している事でしょう。
2008.08.14 21:25 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
>何かと共通点のある…
本当に、読んでいる本も同じ。食べ物の好みも同じ。
ズバッと本音を言いきるところも…。
誕生日と干支と血液型が同じって、
ここまで似るものなのかと不思議に思っていました。

お仕事が決まられたのですね。おめでとうございます。
頑張って、「良い仕事」して下さいね!

2008.08.14 21:36 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
他の方のコメントにも書きましたが、
彼に面と向かって意見が言える人間は、
私ぐらいだったのではないかと思います。

波長が合うのを良い事に、
言いたい放題言っていましたからね。
私しか、彼を納得させられなかったのでは、と。

オカルトブログはこれで暫くはお休み。
また、ボケ&つっこみブログに戻したいと思います。

2008.08.14 21:44 | URL | とる☆ねこ #- [edit]
重い記事ですね。でもずっと心の底に沈んでいた暗い霧なんでしょうね。

予知夢、本当は見たくないですね。いいことの予知夢はないです。あるのはこんな辛い事ばかり。でも、課長さんはとる☆ねこさんに見つけて欲しかったのだと思います。

あの時は私も信州軽井沢から帰ったその夕方でした。幸い身内はいなかったものの、とても辛くて信じがたい気持ちで見ていましたね。

もう二度とあのような事故は起こして欲しくないです。
皆さまのご冥福をお祈りします(合掌)
2008.08.14 21:54 | URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU [edit]
実はずっと現場に入りたいと、
入って一緒に探したいと、元同僚に言っていたのですが、
「絶対来ない方が良い。耐えられないから。」
そう言われておりました。

後から聞くと想像を絶するところだったようで、
行っても何の役にも立たなかったろうと思いました。

課長は、「あいつやったらほんまの事言いよるやろ。」
きっと、そう思ったに違いありません。

震災もそうですが、もう起こって欲しくないですね。
でも、地震大国日本で、それは無理なのでしょうけれど。
2008.08.14 23:04 | URL | とる☆ねこ #- [edit]


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